Blogキャリアコンサルタント西村由美のブログ
2023.6.2
全盲の捜査官から考える視覚障がい者の強み
こんにちは
キャリアコンサルタントの西村です。
前回の続きから書いていきたいと思います
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視覚障がいがあるからこその「強み」っていったい何でしょうか?
「見えない」ことは、「見える」人にとっては不安な要素なため、マイナスイメージが多いでしょう。
確かに、不便である事は否めません。しかし、人間ってとても不思議。生きていくためには、自分の体をカバーするように、他の感覚がどんどん研ぎ澄まされていくのです。特に視覚障がい者は視覚情報を埋めるために言語能力が強化されていくのです。
情報を整理する力や言葉で伝わるように伝える力、相手に言語化させる力、触って理解する力など欠かせません。すぐにメモがとれない事から記憶力も求められます。
「視覚情報を得られないこと」は、視点を変えれば「言語情報に強くならざるを得ない」という優位性になるのです。
ドラマの中で、福山さんが演じる、全盲の皆実捜査官は、目が見えている人には気が付かない、
小さな変化や違和感を、音や触ることで目が見えないことにより事件解決に結びつけていまいた。
周囲の「視覚障がい者に何ができるのか?」という疑念を鮮やかに裏切っていくその姿からは、「仕事から人を」ではなく、「人が仕事の」視点が可能であることをドラマから学ぶことができました。
しかしながら・・・
現実世界では、ラストマンのように当たり前の活躍している視覚障がい者は程遠いのが現状ではないでしょうか?
なぜか、「目が見えない」ことと「活躍できない」ことがイコールとされています。
では一体、どうしたらその視点を変えていけるのでしょうか?
次回に書いていきたいと思います。