Blogキャリアコンサルタント西村由美のブログ
2023.1.21
キャリア形成 マイナスなものの捉え方
キャリアコンサルタントの西村由美です。
前回の続きです。
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自分を知るうえで、経験や価値観を言語化することはとても大切であることを前回書きました。
ではこれまでの経験を振り返る過程で気が付いた、自身のマイナスだと思う経験は、どう捉えるのがいいのでしょうか?
これまでの人生を振り返ると、幸福度・充実度が高かったものから、上手くいかずに落ち込み壁にぶつかって悩んだ経験があるはずです。
その経験から、できれば幸福度・充実度が高い経験が「あるべき姿」で、マイナスな経験は「失敗だった」と考える方もいると思います。確かに、幸福度が高い経験は、努力などで達成したこともありますが、ラッキーもあるかもしれません。しかしマイナスな経験は、アンラッキーなことではなことを「失敗したこと」と捉えることはほとんどなく、努力などで達成できなかったということではないでしょうか?
その地点では「失敗した」ことだったかもしれませんが、今の地点から過去を振り返って考えてみると本当にマイナスな経験でしょうか?
マイナスな経験がことがあったからこそ、
努力の方向性を見直すことができて、次のチャレンジに繋がったこと。
諦めたからこそ、明らかになったことが分かり、選択肢を見直し視点が広がったこと。
自身の弱みを見つけられ、克服したり、逆に自身の強みが見えてきたこと。
キャリア形成においては一見マイナスだった経験と「思っていこたこと」は視点を変えたら強みになります。
では次回は、自身の経験をキャリアにどう活かせばいいのか?話します