2023.2.3
ハウルの動く城
キャリアコンサルタントの西村由美です。
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先日久しぶりにテレビで、ジブリの「ハウルの動く城」を見ました。
その後、以前にはなかったもやもやがあり、数日この感じは何だろうかと考えていました。
これは以前には感じなかったもの。逆にこの映画の途中の意味が分からなかったくらい。
主人公ソフィーが、おばあさんになり、若返ったりなのは、ソフィーが人生を諦めているからかなというのは以前にも感じたことでした。
今回感じたのは、もしかして、ソフィー(自分の心)から見て、動く城は、自分が動くこと(自分の肉体)?なのでは?ということでした。そして動く城のダイニングが自分の脳内なのではないか・・?
そう思って何度もストーリーを見ていくと、とてもしっくり来たのです。
憧れの美少年、ハウルは自分の理想、子供のころの夢、過去から見た理想。
同居しているマルクルは子供のころの自分、荒れ地の魔女は自分の中の見たくない汚い部分、
サリマン先生は社会的ルールや不条理な外的環境。
そして自分を動かす動力カルシファーは、理想と現実で折り合いをつける自分。
戦ったり、逃げたり、鼓舞したり。。。そういった自分を動かすココロの要素がハウルの動く城なのかも!と思ってしまいました。
そうやって見た時、これまで意味が分からなかった(苦笑)
ソフィーが城を再構築する場面が、自分を再構築しているのでは!そして自分がやりたいことの本質を見つけられたのでは!
人はこれまでの人生で築き上げたものにどんどん執着して本質を見失いがちです。しかし、勇気をもって再構築していくことでその築き上げたものの価値をどんどん知ることができるようになるのではないでしょうか?
キャリア開発の仕事をしているからなのか、かなりの偏った見方ですが、一度この視点でこの映画を自分がソフィーで、今の環境と考えてみて鑑賞いただき、感想をいただけると嬉しいです。